小児予防矯正

乳歯の時はきれいな歯ならびだったのに、大人の歯が斜めに生えてきてガタガタになってきた!!
そんなお子さんの歯並びが気になっているお父さん、お母さんに朗報です!
歯並びは予防できるんです!

うちの子、いつもいびきをかいて寝ている、鼻づまりや中耳炎によくなる、いつも口が開いている、食べるのが遅い・・・

こんな症状があったら要注意!!
実はこれ、お口の機能の発育不全が関係している症状なんです。

最近は小顔の子が多くなっています。小顔というと可愛らしい印象があるかもしれませんが、我々歯科医師から見るとそれは必ずしも良い状態とは言えません。

小さな顎に大きな大人の歯が出てくるとガタガタになったり、出っ歯になったりします。

なぜ小さな顎になるかというと、柔らかい食事や少ない運動量など、これまでの生活習慣が原因となって唇・頬・舌を上手く使う事ができず、口腔機能発達不全症と言われる状態に陥っているからです。

ガタガタや出っ歯になると針金を使った矯正治療が必要と考える方が多いと思いますが、従来型の矯正治療では歯並びが悪くなってから治療を開始するため、数本の歯を間引きして抜歯し、その隙間に歯を動かして並べていきます。
きれいな歯並びを獲得することはできますが、唇や頬・舌の間違った使い方がそのまま続くので後戻りを起こしたり、顎が後ろに下がって睡眠時無呼吸症を引き起こすこともあります。

一方、小児予防矯正では歯並びが悪くなる原因となる唇や頬・舌のトレーニングの他、呼吸や姿勢、飲み込み方など普段の生活習慣を改善しながら顎を育成していくため、後戻りの心配がありません。

食べ方・飲み込み方・呼吸の仕方など日々の生活習慣が積み重なって顔や顎は作られていきますので、まずはこの習慣を見直し、改善させていく事が大切です。
歯並びの悪さは、こうした習慣の見直しにより予防できるものが多いからです。

歯並びは見た目だけの問題だけではありません。
歯並びが良ければ、歯磨きもし易く咬合も安定するため虫歯や歯周病を予防することができます。
また、顎関節症や睡眠時無呼吸症も予防することができます。

小児予防矯正は、7歳から11歳までの子供たちを対象に歯並びが悪くなる原因を探り、口の周りの筋肉や姿勢をトレーニングすることで健康な顎顔面発育を獲得していくプログラムです。 


当院ではオーストラリアでの口腔育成プログラムの研修を受け、2017年からこのシステムを導入しています。
現在まで100名以上の子供たちが健康的な笑顔を獲得しています。


オーストラリア研修 (2017年)
左は Dr.Chris Farrell

リップトレーナー

マイオブレイス

プレオルソ

唇の筋肉を鍛えるトレーニング

舌のトレーニング

鼻呼吸のトレーニング